スクーバダイビングにおいて重要なスキルの一つ。水中で浮き上がりも沈みもせず、浮力はプラスマイナスゼロの水中浮力状態になること。ダイビングスキルの基本となるのでしっかりとマスターすること。
水中で中性浮力状態では楽に移動できエネルギーも最小限に抑えられる。中性浮力の調整はBC内より余分空気を抜き体が沈むので適度に空気をいれると中性浮力が保てる。最終的な微調整は自身の呼吸により肺内部の空気を増減させる。
浮上の際は中性浮力をとっていた空気が圧力減により膨張するので、しっかりとBC内の増す空気を排気し浮上する必要がある。排気を怠ると急浮上の原因となる。
保護スーツ(ウェットスーツ)の浮力によりダイビング器材を全て装着した状態でも、ほとんどのダイバーは潜行できないので、必ず腰に数キロの鉛(ウェイト)をつける。ウェイトの重さにより中性浮力の加減も変わるため、自身の体重や装着器材に変更がない限り、毎回同じウェイトをつける。水中にてウェイトが過小の場合は引率しているガイドダイバーが余分なウェイトを携帯している場合があるので貸し与えることもある。